消臭は光触媒の応用分野の中でも最もやりやすく、製品化が進んでいる。
消臭では微量の物質を処理すれば良いため、光の量が少なくても行うことができる。
人間の鼻の感度は高く、微量の物質でも臭いと感じる。
たばこ臭の成分であるアセトアルデヒドの閾値、つまり、臭いと感じる限界点は、1.5ug/lと極めて低濃度と
なっている。
したがってアセトアルデヒドが臭わなくなる閾値以下の濃度にするために処理しなければならない分子の数は
極く少量であるため、光触媒に照射する光子数も少なくて済み、水銀ランプのような強い光でなくても太陽光で
十分消臭を行うことができる。
また、蛍光灯の光は太陽光の1000分の1程度の紫外線強度であるが、糞尿臭の主成分であるスカトールの
閾値は、アセトアルデヒトの1000分の1程度と極微量であるため、蛍光灯の光でも十分、処理することができる。
嗅覚と臭気濃度、臭気強度との関係 |